(有)岡部塗装店が『色』を徹底研究


by ocabe
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<   2007年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

天井の高い家がコンセプトの住宅が、いっせいに売り出されたことがありました。おそらく外国の家をモデルにしたものが、良く売れるとかの分析結果等が各メーカーに伝わったのが原因だと思います。
確かに、天井の高い家は気持ちが良いですね。
私も、建築コストのアップや電球の替えづらさを考えなければ天井の高い家を建てたいものです。

話はチョッと変わります。
最近ビルの中や地下にあるお店にいくことがありますが、配管等を現したままの天井が実に多いのです。それも小さな店に限って天井全体を黒く塗ってあります。配管はおろかエアコンまで真っ黒なのです。

(ーΩー )ウゥーン


確かに、天井材が貼ってないだけ高く見えるのですが・・・・。やっぱり半減しているような気がします。そうです。黒い天井は低く見えるのです。

人は何か基準を見つけて判断をしますので(視覚)、入口や窓のいちからも天井の高さを感じとります。ですが、地下の狭い店だと、そんな基準もあまり無く、天井を見た目の感覚でしか高さを認識できません。

同じ大きさで四方壁が同じ色(白)、入口や窓などの何の基準も分らない部屋を2つ用意して、片方は天井を黒、もう片方は白にして、人がどのくらいの高さに感じるのか実験したところ、ほとんどの人が黒い方の天井を約20cm低く言ったそうです。

同じ高さの天井なら黒でなく白で塗ればより高く開放感がある部屋となります。黒に限らず、濃い色の天井は、実際よりも低く感じます。

どうしても黒い天井になさりたい場合は、特別の手法がありますが、それは、またの機会に!
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by ocabe | 2007-03-25 05:50 | 色彩心理学

第8回 サクラの色

記録的な暖冬で、今年は春が早く来そうですね(^.^)
そのお陰で、今年はスプリングコートが良く売れているそうです。いつもの年より長く着られてお得と言ったところでしょうか。

春といって思い浮かべるのは、やはり桜ですね。
春の温かさと共に咲き乱れる桜に、日本で生まれ育った私達は特別な感情を持っていると思うのです。ですから、あの桜の淡いピンク色で何かに染めたいと思うのは至極当たり前の感情で、昔からある草木染という技法で、あの色が見事に染められています。染物に関して素人の私などは、あの花びらを集めて煮出せば"あの淡いピンク"がでると思えるのですが・・・・・・?

実は、あの花びらをいくら集めても、生地を桜色に染めることは出来ません。ただ茶色くなってしまうだけなのです。

では、どうやって桜の色を生地に染めているのでしょうか?

本当に使用するのは、花びらでなく桜の木の皮なのです!
それも真冬の、桜はおろか、葉も落ちてしまって丸坊主の状態の桜の木の皮を使用するのです。
ご存知の方もいると思いますが、桜は寒くなると花びらの色を出す為の準備を始めます。そして、幹の皮の中に花びらをピンクに染める"成分”を貯めていきます。やがて春が近づき、平均気温が10度を越えた頃、桜の木は一斉に開花します。そのときに寒い冬の間に貯めた"色の力"を花びらに送るのです。
では、あまり寒い時期を過ごさないで平均気温だけを開花するように合わせるとどうなるのでしょうか?桜は花を付けないか、花が咲いてもピンクではなく緑色が入ったような色になってしまうそうです。
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by ocabe | 2007-03-20 05:48 | 色の雑学
突然ですが、結婚式場はなぜ真っ赤な絨毯を廊下に使っているところが多いのか、ご存知ですか?
「伝統だから」 いえいえ、違います。
「縁起が良いから」 そうでもありません。
式場を運営している人々が知っているか、いないかは別として、コレには色が人に与える効果を利用した物です。

「色が人に与える効果?」と思われるでしょうが、人は実の多くの影響を色から受けています。
著名な研究者の実験では、人間の筋肉反応はふつうの光より赤色の光の方が12%も早く、逆に緑色の光では遅くなると結果が出ています。
分りやすく言いますと、暖色系(赤や茶など)の色に囲まれている場合は時が流れえるのがゆっくり感じられ、寒色系(青や緑など)に囲まれている場合は早く感じられると言うことです。
実際に時計の無い赤い部屋で営業マンに会議を行わせたところ、3時余りの会議時間を、みな倍の6時間程度と認識していたそうです。

この心理を上手く使えば、飲食店などは回転率の良い店舗作りが出来ますし、塾やカルチャースクールなどは生徒を飽きさせないで授業を行える環境を作ることが可能でしょう。
はじめにお話しした、結婚式の絨毯も同じことです。1日に忙しく何組も同じ廊下を通過させるのに急かしているように感じ取られては台無しですので、時間がゆっくり感じられる赤の力を借りているのです。

もし忙しい時に短い時間でデートをするとしたら、この効果を利用し、暖色系(出来れば赤中心)の場所でデートをすれば、実際よりもゆっくり出来たと感じてもらえるでしょう。


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有名な日本オラクルの「赤の部屋」と「青の部屋」です。
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by ocabe | 2007-03-14 05:54 | 色彩心理学