(有)岡部塗装店が『色』を徹底研究


by ocabe
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カテゴリ:色彩心理学( 4 )

天井の高い家がコンセプトの住宅が、いっせいに売り出されたことがありました。おそらく外国の家をモデルにしたものが、良く売れるとかの分析結果等が各メーカーに伝わったのが原因だと思います。
確かに、天井の高い家は気持ちが良いですね。
私も、建築コストのアップや電球の替えづらさを考えなければ天井の高い家を建てたいものです。

話はチョッと変わります。
最近ビルの中や地下にあるお店にいくことがありますが、配管等を現したままの天井が実に多いのです。それも小さな店に限って天井全体を黒く塗ってあります。配管はおろかエアコンまで真っ黒なのです。

(ーΩー )ウゥーン


確かに、天井材が貼ってないだけ高く見えるのですが・・・・。やっぱり半減しているような気がします。そうです。黒い天井は低く見えるのです。

人は何か基準を見つけて判断をしますので(視覚)、入口や窓のいちからも天井の高さを感じとります。ですが、地下の狭い店だと、そんな基準もあまり無く、天井を見た目の感覚でしか高さを認識できません。

同じ大きさで四方壁が同じ色(白)、入口や窓などの何の基準も分らない部屋を2つ用意して、片方は天井を黒、もう片方は白にして、人がどのくらいの高さに感じるのか実験したところ、ほとんどの人が黒い方の天井を約20cm低く言ったそうです。

同じ高さの天井なら黒でなく白で塗ればより高く開放感がある部屋となります。黒に限らず、濃い色の天井は、実際よりも低く感じます。

どうしても黒い天井になさりたい場合は、特別の手法がありますが、それは、またの機会に!
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by ocabe | 2007-03-25 05:50 | 色彩心理学
突然ですが、結婚式場はなぜ真っ赤な絨毯を廊下に使っているところが多いのか、ご存知ですか?
「伝統だから」 いえいえ、違います。
「縁起が良いから」 そうでもありません。
式場を運営している人々が知っているか、いないかは別として、コレには色が人に与える効果を利用した物です。

「色が人に与える効果?」と思われるでしょうが、人は実の多くの影響を色から受けています。
著名な研究者の実験では、人間の筋肉反応はふつうの光より赤色の光の方が12%も早く、逆に緑色の光では遅くなると結果が出ています。
分りやすく言いますと、暖色系(赤や茶など)の色に囲まれている場合は時が流れえるのがゆっくり感じられ、寒色系(青や緑など)に囲まれている場合は早く感じられると言うことです。
実際に時計の無い赤い部屋で営業マンに会議を行わせたところ、3時余りの会議時間を、みな倍の6時間程度と認識していたそうです。

この心理を上手く使えば、飲食店などは回転率の良い店舗作りが出来ますし、塾やカルチャースクールなどは生徒を飽きさせないで授業を行える環境を作ることが可能でしょう。
はじめにお話しした、結婚式の絨毯も同じことです。1日に忙しく何組も同じ廊下を通過させるのに急かしているように感じ取られては台無しですので、時間がゆっくり感じられる赤の力を借りているのです。

もし忙しい時に短い時間でデートをするとしたら、この効果を利用し、暖色系(出来れば赤中心)の場所でデートをすれば、実際よりもゆっくり出来たと感じてもらえるでしょう。


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有名な日本オラクルの「赤の部屋」と「青の部屋」です。
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by ocabe | 2007-03-14 05:54 | 色彩心理学

第3回 白と黒 その3

今回は「白」と「黒」が人間にはどのように見えるかを少しだけお話します。

この話は、ご存知の方も多いかと思います。同じ大きさ、同じ重さで白と黒の2つの箱を用意して被験者(実験に協力してくれる人)に2つの箱を持ち比べてもらいどちらが重いかと尋ねると、ほとんどの人が「黒い方」と答えるそうです。今度はどちらが大きいかと尋ねると「白い方」と答えるそうです。「そうです。」と書いたのは実際に見たわけではないのでそう書きましたが、これはきちんとした実験の結果なので、予想ではく本当の話です。

「黒」のほうが重く感じると言うことを踏まえると色々なことに応用出来ます。
引越しに使う箱などは「白」にすれば同じ重さであっても、軽く感じて運ぶ人間にとっては楽に感じます。逆に丁寧に扱って欲しい場合や、、少し高級感のある演出をしたい場合には「黒い箱」にすればよいのです。

「白」が大きく見えるということを知っていれば、痩せて見せたい人は白っぽい色の服を控えればよいのです。しかし、ファッションと言うのは難しいもので、少しポッチャリした女の子が白い服を避け、黒い色を着ている場合がありますが、シーズンによっては(?)白い色を着てカワイク見える場合もあります。あくまでもコレは感覚の問題ですので、当てはまる人と当てはまらない人があります。しかし知っているだけで応用する範囲がぐっと増えるのではないでしょうか?

最後に自動車の色の「白」と「黒」についての予想を、お話します。
この数年は「白い」くるまが流行りましたが、そろそろ「黒」の時代が再びやってくるのではないかと思っています。コレはいろいろなメディアや「おしゃれさん」達がいる街中の車の色を見ていながら感じたものなのですが「黒」が来始めているような気がします。今は個性の時代ですから白と黒にこだわらなくても好きな色がのれますが、スタンダードカラーはやはり白と黒なのではないかと思うのです。そう考えますと、溢れ返っている「白い」車より「黒い」車が流行ってくるのは必然ではないでしょうか。
この結果は1~2年後には判明するでしょう。

次回は「暖かい色」についてお話します。
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by ocabe | 2006-01-14 14:18 | 色彩心理学

第2回 白と黒 その2

前回は白と黒を屋外で使用した場合についてお話いたしましたが、今回は屋内で使用した場合についてお話いたします。

色は屋外と屋内では見え方も違います。屋外の場合は全体の中の一部であったものが、屋内では目に入る多くを占める色となりますので、色が人間に与える影響は少なくありません。今回はそんな室内の色について「白」と「黒」を例にとってお話します。

先ずはあまり使われない「黒」のことをお話しましょう。
壁や天井に黒を用いた場合、第1回でお話したことをご理解頂いた人にはなんとなくわかると思いますが、光が吸収され室内は暗く感じます。白い壁のはやと同じような明るさを求めるとより多くの光が必要となります。
「でも光が吸収され奥行きがあるように感じ、室内が広く見えるのではないか?」とお考えになるかもしれませんが、コレは逆なのです。なんと黒い色のほうが圧迫感を感じるのです。ある実験では何人もの人に同じ高さの天井にそれぞれ白と黒の色を塗って、目測で高さを予想してもらったところ白い天井に比べ黒い天井は約20cmも低く感じ取られたそうです。最近のお店は高さのある天井の鉄骨や配管などをそのまま見せるデザインがあり、天井を黒一色で塗っている場合がありますが、もし、それを見て普通の家の天井を黒一色にすると大変圧迫感があり肩をつぼめなくてはいけないと感じるような部屋となってしまいます。

白は、言わずもお判りかと思いますが、黒とほぼ反対の効果があります。
光はもちろん反射し、同じライトを使用すれば黒い壁の部屋よりも明るく感じられます。そのために室内は白を基調とした色が多く使われます。
もし窓も何も無い部屋を白一色にすると、平衡感覚は麻痺するようですが、部屋自体は大変広く感じられます。映画などでも天国や電脳世界の中を表現するときに白一色の部屋が使われますが、画面を通して観ると無限に広がっている大きな部屋のように感じられます。

次回も「白」と「黒」についてもう少しお話します。、
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by ocabe | 2006-01-10 11:55 | 色彩心理学