(有)岡部塗装店が『色』を徹底研究


by ocabe
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カテゴリ:色のおもしろ放話し( 6 )

最近、「遮熱塗料」という物が人気になってきています。
一部会社では断熱塗料と称していますが、9割がた「品質偽装」ですのでお気を付け下さい。
断熱塗料は使い方や性質が全く異なります。

さて、その遮熱塗料とはどんなものなのか??
読んで字の如く、熱を遮断するものです。実際には熱を吸収しらいものと言った方が良いかもしれません。

塗装が熱くなった原因は太陽が発する赤外線を吸収し、熱を帯びてそれ自体が高温になってしまうことでした。顔料には熱を吸収しやすい物質が多く、仕方がないことだったのですが、その熱を吸収しやすい物質を、「赤外線を反射し、熱を吸収しづらい物質に変えたもの」、それが遮熱塗料なのです。

その性能はというと、驚くほど温度が下がるわけではありません。あくまでも太陽が出す赤外線を反射するだけで、外気の影響はもろに受けます。
一時、某メーカーとその販売店が、強力なライトをを当ててその違いをデモンストレートしていたことがありますが、いわゆる机上の空論に近く、過大効果のデモでしたので、クレームが多発して現在では“メーカー”は行っていません。未だに訪問販売の業者などは行っていますが、・・・。

さて、色の話に戻ります。
では、どんな遮熱塗料が一番効果的なのでしょう?
1位 「シルバー」
2位 「白」
3位以下は薄い色から順になります。
 ・
 ・
 ・
最下位 「黒」
屋根用塗料の場合、ブルーが黒以上に熱くなる場合があり、屋根とブルーから白に塗り替えると驚くほど温度が下がったような感じになります。

なぜ、色によって効果が違うかというと、それは反射率が違うからなのです。
 <一般的な色の反射率>
  シルバー91~98%
  白 約80%
  金 47%
  黒 2%

白は黒の50倍近くも反射率が違うので、その効果は絶大です。

それでは、遮熱製品の場合はどうでしょう
 <遮熱製品の反射率>
  白    日射反射率85-90% 近赤外線領域85-90%
  クレー 70-80% 45-55%
  黒    40-60% 20-35%

白と黒の差が3倍程度になり、大幅に縮んだことがお分かりになるかと思います。

一般塗料と遮熱塗料を比べても白は、通常との差がほとんどなく、黒になるとその差が大変大きいくなります。デザインや好みで黒などの濃い色を使用する場合には遮熱塗料は有効であるのではないでしょうか?

少し遮熱塗料の話をしたいと思います。
これは国でも注目している商品なのでが、類似品や偽装品が出てきており、問題視されています。
効果の基準がないため、少しでも遮熱効果を使っていれば遮熱塗料とうたっており、様々な問題が起きています。価格を安くするために遮熱成分が低い商品が出てきたり、遮熱塗料だと言って通常の塗料を使う、もしくは上塗りだけを遮熱にして、下は通常の塗料を使用するなどの悪質業者も増えています。
ホームセンターなども同様の行為をしているところが多く(下請け業者が儲けるためにやっているのですが・・・)、残念ながらどこの業者が安心というような基準がありません。

これから基準が作られるでしょうけど・・・それはまだ先の話・・・
あやしい訪問販売や、新興の会社には気を付ける必要があるかもしれません。
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by ocabe | 2009-05-11 10:59 | 色のおもしろ放話し
今回は食べ物の色について、少し書きます。

「日本料理は目で食べる」という言葉があるように、味だけでなく見た目も重視されるのが日本の料理ですが、世界の料理も美しく盛られるものが多く人間は見た目で味を想像する部分があるようなのです。
確かに、世界のどこの国でも料理の色はあまり変わらないような気がします。
赤や茶を中心とする暖色系が多く、寒色系はほとんどありません。黒も本当に少ないです。
これは科学的な裏付けはされていないのですが、寒色系というのは食べ物としてなじみがなくどうしても食欲へ結びつかないようなのです。
ちょうど先日、面白い商品を見つけました。
ダイエットサングラスです。
発送が面白く、製造販売元の会社社長が青いものに食欲を感じない事にヒントを得て作ったとか?

ムラサキ芋も最近になってメジャーになってきましたが、一昔前までは少し口にするのをためらった覚えがあります。今でも毒々しい色のグミなどは食べたいとは思いません。

実際に青は自然界にほとんど存在せず、食べられる物となるとその数は限りなくゼロに近いのではないかと思われます。鯖などは青いといいますが、それも釣り上げた時の話で、切り身の断面までもが青いわけではありませんし、ブルーベリーであっても真っ青という訳ではありません。

ダイエットで食事制限したい方は、前出のサングラスを買ってみたらいかがでしょうか?
痩せるとは保証できませんが、かけていれば食欲が制限されるのは間違いないと思います。

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by ocabe | 2008-01-24 03:54 | 色のおもしろ放話し
色は名前では分らない!
何を言っているのだと思うでしょうが、本当のことです。

信号の「」や田んぼの「」は、現代の人から言わせれば「」です。最も、最近の信号は発光ダイオードになってちゃんと「」になりましたけど(^^;)

他にもあります。
」といわれて、神社の鳥居の朱赤を思い浮かべる人もいれば、フェラーリの赤を思い浮かべる人もいるでしょう。ワイン好きな人は赤ワインのルビーレッドを思い浮かべるかもしれません。

では、なぜこんなことが起こるのでしょうか?!

科学的な見地からですと、"対比”という現象があります。対比とは、色と色とが接すると、互いの色が影響しあって、本来の色とは違う色に見える現象です。色と色が接する場合は、「時間的に接する」ときと、「空間的に接する」ときの2通りがあり、両者とも色が違ってみえる現象が起こります。
 前者を「継時対比」といい、前に見ていた色の残像が影響し次に見た色が違って見えます。
後者は「同時対比」といい、隣接した色が影響して色が違ってみる現象です。
この同時対比は、いくつか種類がありますので、後の機会に順次紹介したいと思います。

実は、別の科学的(?)見地からは、このような考え方があります。
人はそれぞれ同じ色を見ても見え方が違うというのです。
動物のほとんどが色を識別できないことは、ご存知の方も多いとおもいますが、色を識別できる人間もみな"同じ見え方をしていない"ようなのです。
簡単に言えば、皆さんに見えている赤と、私に見えている赤は違うかもしれないのです。
モノと違い、カタチがありませんので、お互いの見え方が違っていても気付くことはないのです。
一説によると、ある有名な画家は常人と色の見え方が全く違ったようで、ふつうの絵を描いても他の人には素晴らしい色使いの絵に見えたのだというのです。

本当かウソか分りませんが、大変興味深い話であると思います。
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by ocabe | 2007-04-01 05:52 | 色のおもしろ放話し

第5回 寒色

冬場に「寒色」なんて聞くと、なんとなく避けたいと思いますが、コレが夏になると心地よさそうに聞えるから不思議です。でも、寒色だって1年を通じて立派に使える色なんですよ。

代表的な使用方法は寝室です。
薄いブルーを寝室に使用すれば心が落ち着き、安眠できるそうです。冷え性の人などは半信半疑でしょうが、色彩心理では初歩の初歩で良く知られています。目をつぶってしまう場所の色ですから目で感じると言うより肌で感じるのでしょうか?そういえば、シーツなども淡いブルーやグリーンもありますものね。

寒色と言って、先ず始めに思い出すのが「青」ではないでしょうか?
青は反省の色といわれるぐらい人の心を落ち着かせます。買い物衝動ですら抑えてしまうこともあるとかで、見た目にもクールでスマートなデザインを得やすいのですが店舗内の青の配置には十分な注意が必要です。ずいぶん前のことですが、ある青を基調としたサインデザインのコンビニエンスストアがセブンイレブンに対抗すべく勢いを増していました。今でも業界ではトップのほうにいるのですが、どうしても王者セブンイレブンには勝てないようです。このことを上手く応用する方法としては、何か事を起こす前に一度「青」を見てから、もう一度考えて見ると判断の誤りが少なくて済むのではないでしょうか。

次に寒色と言って思い出すのが「緑」を上げる人が多いです。
先ほど「冬場に寒色は避けたがる人が多い」と書きましたが、これがトコロ変わると、人の気持ちも変わります。ある実験で代表的な色のクレヨンを地球上の様々な地域で子供たちに配ったそうです。その実験内容とは「人は住むところによって好む色が違うか?」と言うものでした。その実験は見事に地域によって違いを表し、結果として緑を好んだのは極点に近い寒い地域の子供たちで、緑のクレヨンに群がったそうです。これは降り注ぐ太陽光の違いが地域差を生むらしいと言われていますが、本当のところは良く分かりません。ただ、寒い地域だから寒色を避けると言うわけではないと言うことです。

次回は、今回の好まれる色の地域差について少し触れたいと思います。
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by ocabe | 2006-01-29 18:09 | 色のおもしろ放話し

第4回 暖かい色

 12月からの寒波で寒い日が続きますね。
通年よりグッと低い気温のため灯油も野菜も高騰して家計を直撃です。

 ご存知だと思いますが色には「暖色」と{寒色」と呼ばれるグループがあります。確か小学校3~4年生ぐらいで概要は習うと思います。私が習ったときは「昼の色」と「夜の色」と言うようなタイトルだったような記憶があります。

今回は「暖色」についてお話します。

 暖色とは読んで字の如く、暖かさを感じる色です。代表的な色ですと赤、茶、黄など・・。もちろんそんなハッキリした色ばかりが暖色であるわけではありません。ベージュなども暖色の部類に入ります。代表的な効果としては、冬に暖色系のインテリアで部屋を模様付けすると、寒色系で模様付けした時に比べ何度か暖かく感じます。
 このことは比較的有名な効果なのですが実は他にもいろいろな効果があります。実は暖色系は人々の心を和らげる効果があるのです。夫婦仲が悪いご夫婦はインテリアをよくごらんになってみると良いでしょう。もし、青などの寒色系でまとめていらっしゃるようでしたら、寝室も含め暖色系に模様替えすることをオススメします。特に寝室は暖色系を通り越して赤やピンクなどを用いると良いでしょう。また、兄弟喧嘩ばかりしているお子さんたちの部屋の内装も確認してみると良いでしょう。もしかすると暖色系ではないかもしれません。
この話しは、あくまでも一般的な人の場合を例ですので、中には例外もいますのでご注意を!

 企業などは上手く応用すれば生産効率や欠勤率も減らすことが可能です。例としては、工場などの天井が高く、どうしても寒く感じる場所は暖色系を用いて少しでも寒々しいイメージを取り払うと良いかと思います。

以上のことは、色彩を上手に使えば現れる効果ですので、もしご興味がありましたらぜひ弊社にご相談ください。

次回は「寒色系」についてお話します。
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by ocabe | 2006-01-20 10:47 | 色のおもしろ放話し

第1回 白と黒

第1回目は「白」と「黒」のお話しをしたいと思います。
白と黒というのは真逆の色のようですが厳密に言うと違います。ほぼ逆の位置にある色といったほうがよいのかもしれません。特に塗料や絵の具などの「色を付ける」モノとしての白と黒はほぼ逆の位置にある色と認識するのが良いかもしれません。

詳しい講釈は別とした「白」と「黒」の効果についてお話しましょう。
先ず光の反射率についてです。
一般的に白と呼ばれるものは反射率が90%近くあります。もちろん素材によってその値は違い、70%台後半でも白と呼ぶものもありますがココでは無視してください。今度は黒と呼ばれるものですがこれは20%以下のものが多いです。いわゆる黒光りと言う表現があるように黒=0%とするのはありえません。
コレを建築に応用しますと、いろいろな面で面白い効果を得られます。
工場の屋根などは一般的にブルーをお使いの企業が少なくありませんが、コレを白に変えれば夏場の冷房効果は驚くほど上がります。最近流行の遮熱塗料と言うものがありますが、同じ色なら遮熱塗料も一般塗料も実感できるほど違いはありません。それが白っぽい色にした途端にその効果は実感できます。冬場の畑が黒いビニールで覆われているのは、その逆の効果を利用したものです。

他にも白と黒についてはありますので、次回へつなぎたいと思います。
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by ocabe | 2006-01-05 13:36 | 色のおもしろ放話し