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明治34年創業の老舗塗装店が『色』を徹底研究


by ocabe
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第12回 おいしい色・不味い色

今回は食べ物の色について、少し書きます。

「日本料理は目で食べる」という言葉があるように、味だけでなく見た目も重視されるのが日本の料理ですが、世界の料理も美しく盛られるものが多く人間は見た目で味を想像する部分があるようなのです。
確かに、世界のどこの国でも料理の色はあまり変わらないような気がします。
赤や茶を中心とする暖色系が多く、寒色系はほとんどありません。黒も本当に少ないです。
これは科学的な裏付けはされていないのですが、寒色系というのは食べ物としてなじみがなくどうしても食欲へ結びつかないようなのです。
ちょうど先日、面白い商品を見つけました。
ダイエットサングラスです。
発送が面白く、製造販売元の会社社長が青いものに食欲を感じない事にヒントを得て作ったとか?

ムラサキ芋も最近になってメジャーになってきましたが、一昔前までは少し口にするのをためらった覚えがあります。今でも毒々しい色のグミなどは食べたいとは思いません。

実際に青は自然界にほとんど存在せず、食べられる物となるとその数は限りなくゼロに近いのではないかと思われます。鯖などは青いといいますが、それも釣り上げた時の話で、切り身の断面までもが青いわけではありませんし、ブルーベリーであっても真っ青という訳ではありません。

ダイエットで食事制限したい方は、前出のサングラスを買ってみたらいかがでしょうか?
痩せるとは保証できませんが、かけていれば食欲が制限されるのは間違いないと思います。

by ocabe | 2008-01-24 03:54 | 色のおもしろ放話し